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在宅ワーク×在宅キッズ

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最近なにかと話題の「テレワーク」や「リモートワーク」、「在宅ワーク」。子育てと仕事を両立するためにこのスタイルを取り入れている方が増えていますね。

子どもが幼稚園や学校に行っている間は自分のペースで仕事ができますが、長期休みや学級閉鎖、学校行事の振り替えなどさまざまな理由から「子どもと一緒に在宅ワーク」になるタイミングがあります。

そこで、普段から在宅ワークを取り入れているキッテオッテの二人のデザイナーに、小学生の子どもが家にいる日の在宅ワークについて、気をつけていることを聞きました。

 

■事前準備

①仕事の時間を伝えておく

親にとっては「仕事の日」でも、子どもにとっては「平日なのにお休み」のちょっと特別な1日。しかも身体は元気だから遊んでほしいと思うのは当然です。

そこで、仕事を始める前に「今日はお仕事の日です。12時になったら一旦おわるから、一緒にごはん食べようね」など、目安を伝えるようにしているそうです。

②TODOリストをつくる

小学生、特に低学年の子どもにとって、「やること」を自分で見つけるのは難しいもの。休校や学級閉鎖などで外に出られないとなると、できることが限られます。1日のはじめにTODOリスト(細かくなくてOK)をつくって、今日はなにをするのか相談しておくのだとか。親が勝手に決めてしまうよりも、自分で決めたことのほうがやる気になりやすいので、やってほしいことは「これやってみたら?」と提案して、なるべく主体的なリストをつくるのがポイント。

TODOリストや時間割り、週間予定表をつくってみたので、使ってみてくださいね。

③水筒とおやつ

「のどかわいた〜!」「おやつ食べていい?」

仕事をはじめたら、こんな声がすぐにでも聞こえてきそうじゃないですか?

予測できる「子どもの声」は、なるべく前もってクリアしておきたいところ。好きなときに自分で飲んだり食べたりできるように、1日分またはお昼までに足りるよう、水筒とおやつを渡しておきます。

④ふせん

「これなんて読むの?」「ここ教えて〜」

宿題や読書をしているあいだは仕事できる!と思っていても、なぜかこちらが仕事に集中しはじめたタイミングで声をかけられるんですよね。

解けない問題、読めない漢字など、毎回答えていては仕事の時間が細切れに。作業効率が下がって子どもにイライラをぶつけてしまう、という事態を避けるために活躍してくれるのが、「ふせん」です。

「お昼休みにまとめて聞くから、わからないことをメモして、そのページに貼っておいてね」と伝えておけば、お互いに気持ちよく過ごせるはず。

 

⑤テレビにつけるイヤホン

子どもが「静かに」&「集中」できるのは、やっぱりテレビ。ですが、アニメやバラエティ番組の音って、仕事のBGMとしてはちょっと不向きなのが悩ましいところ。在宅ワークに必須の「WEB会議」や「電話での打ち合わせ」のときに、テレビの音や子どもの声に遮られて何度も聞き返す…ということも。

スマホ用のイヤホンはコードが短いので、テレビ用のコードが長いイヤホンを用意しておくと便利ですよ。「なるべくコードが伸びる距離で見てね」と約束することで、テレビから離れて見る習慣も身につくはず。「誰かが電話しているときは静かにする」というルールも、この際に覚えてくれるかもしれません。

 

⑥おうちツアー

折り紙どこ?テープは?などなど、「あれどこ系」の質問をクリアするためには、「どこ」に「なに」があるのか家の中を一緒に見て回って、確認します。

よく使う文房具は、ふで箱やお道具箱などにまとめておくとGood!

 

■仕事中

①イレギュラーは“起こるもの”と考える

「こけてケガした」「お茶がこぼれた」「(TODOリストをつくったはずなのに!)ヒマ〜」「(おやつがあるのに!)おなかすいた〜」。

子どもって大人の想像を越えて思わぬ行動をとるので、イレギュラーなことがたくさん起こります。1日の仕事の目標はなるべく低めに設定しておき、何か起こっても対処する時間を含んだ余裕のあるスケジュールを立てることが大切。

普段通りの作業量をめざして「全然できなかった」と落ち込むよりも、いつもより少なくても「予定していた分はできた!」と前向きに捉えられるほうが、在宅での仕事はうまくいきやすいものです。

 

②ごはんは一緒に

子どもが家にいると、きっと普段よりも仕事は進まないはず。だからといってごはんの時間を削ってまで巻き返すのではなく、なるべく子どもと一緒に食べたいところ。

ふせんの質問がたっぷり溜まっていたら、それだけ声をかけたい気持ちを我慢した証拠です。午前までの質問はお昼ごはんのときに答え、しっかりコミュニケーションをとることでお互いに気持ちをリセット。子どもにとっても午後からまたがんばる力になるはず。お昼のあいだにTODOリストの進捗や、飲み物、おやつの減りの確認も忘れずに。

 

■さいごに

仕事の手が止まってしまう理由の多くは、子どもから声をかけられること。「話しかけないで」と言っても、子どもにはなかなか難しいものです。そこで大切なのは、「話しかけられそうなポイントに先回りすること」。水筒やふせん、おうちツアーなどは、そのための準備です。

 

ここまで準備しても、毎日思うように仕事が進むわけではありません。だからこそ、子どもができたことはきちんと褒め、感謝の気持ちを伝えて、お互いが気持ちよく過ごせるように心がけたいですね。

この記事を書いた人

増田 ななこ

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